ひとくちにマンションといっても、
100戸を超える大規模マンションから、
小中規模マンションまでさまざまあり、当然、
住み心地も変わってきます。
住んでから後悔しないように、
それぞれの住み心地の違いをチェックしておきましょう。
[ 分譲マンション 規模別の特徴 ]
比較的建物の制限が緩い駅周辺に多いのが、この小中規模マンションです。生活利便の良い立地のため、広い敷地を確保するのが難しく、ワンフロアの世帯数は3〜4世帯のケースが多くみられます。
大規模マンションではホテルのような共用施設やサービスが揃っていますが、小中規模マンションにはありません。つまり、使うことのないムダな共用施設やサービスの費用は支払わなくても大丈夫です。
総戸数が少ないため、マンションの住人が分かりやすく、どこにどの方が住んでいるか把握ができるため、住人同士のコミュニケーションが取りやすかったり、知らない人にはすぐ気づくため、防犯意識が高まりやすいという点もあります。
小中規模マンションは、ワンフロアあたりの戸数は少なくなります。そのため、全体の戸数に対して角住戸の割合が高くなります。たとえば、ワンフロアに2戸のマンションの場合、100%角住戸になります。
総戸数が少なく、また似たような価値観・ライフスタイルの方が集まりやすいため、管理組合の運営が円滑に進みやすいこともメリットになります。
大規模マンションに比べ小中規模マンションの方が建物の劣化や補修には比較的対応しやすいので、管理やメンテナンスという面では優れています。また、管理人の目も行き届きやすく、良い環境を維持しやすいともいえます。
総戸数が少ない分、エレベーターに乗り降りする方も少なくなります。大規模マンションだとエレベーターが数基あるマンションもありますが、朝の忙しい時間帯など人が多い分、待ち時間も増えます。